ブログ村を2年間やってみて分かったメリットデメリット

ブログのランキング系サイトといえば、もっとも有名なのが『日本ブログ村』。

登録するべきか、登録しない方がいいのか、悩む人も多いかと思います。

そこで今回はブログ村を実際に2年間利用してみて分かった

ブログ村に参加するメリットとデメリット

を紹介していきます。

ブログ村のメリット

まずはブログ村に登録して感じたメリットから。

新しい記事を読んでもらえる

ブログを始めたばかりの初心者の場合、新しく記事を書いてもほとんど読んでもらえません。

Googleの検索結果に表示されるには数週間～数か月かかるし、検索上位に表示するのも難しいからです。

また初心者には定期的にブログを見てくれる”固定読者”というものが存在しない。

そのため、なおさら新しい記事が読まれる可能性は低くなります。

苦労して書いた記事を誰にも読んでもらえないというのは、なかなか辛い事ですよね。

ところがブログ村では、たとえ初心者だろうが

新しく記事を投稿すれば一定数の人たちが読んでくれます。

これは書く側にとってメチャクチャありがたい話で、モチベーションが大きく上がります。

固定ファンになりやすい

ブログ村から記事を読んでくれる人で一番多い層はブロガーです。

つまりブログ村に登録してるブロガー同士でブログを見てるワケですね。

同じカテゴリーで文章を書いていると、ランキングを見たときに何度も目に留まるので、だんだん親近感がわいてきます。

結果として何度もブログを見てくれる”固定読者”になりやすいのです。

また中にはブログ村で仲良くなり、ブロガー同士の交流を続けてる人も少なくありません。

(僕はそういった交流はほとんどありませんでしたが...)

検索以外からのアクセス源になる

ブログを始めたばかりの場合、よほど運がいい人以外は

「アクセスがほぼ全くない」

という状況を数か月のあいだ体験します。

何時間もかけて一生懸命書いた記事がまったく読まれない。

こんな虚しいことはないですよね。

そのためブログを始めた9割の初心者は数か月以内にブログを辞めてしまうとも言われています。

ブログを辞める一番の原因は”ブログを誰からも読まれないこと”なんですよね。

その点、さきほども述べたようにブログ村に登録していれば、初心者でも一定数のアクセスがあるので、モチベーションの維持につながります。

つまりブログ村に登録しておけばブログを辞めてしまうリスクを下げることができるワケです。

ブログで収益を得るために一番重要なことは”続けること”なので、これは大きなメリットと言えますね。

応援ボタンを押されると嬉しい

TwitterなどのSNSと違ってブログには”いいねボタン”がない分、読者からの反応の少なさに寂しくなる時がよくあります。

そこで役に立つのがブログ村の”応援ボタン”。

これはブログを読んだ読者が1日に1回だけクリックできるというもの。

要はこのボタンを押される回数が多いほど、ブログ村内でのランキングが上がっていく仕組みです。

といった反応をもらってるような気分になれるので、ブロガーにとって大きな精神的支えとなります。

ドメインパワーが増す？

ブログ村に登録するメリットとしてよく聞くのが

『ドメインパワーが上がる』

という噂。

ブログ村はドメインパワーが高いため、

「ブログ村から被リンクを受けた自分のサイトもドメインパワーが上がる」

という効果が期待できるワケですね。

実際ボクが運営しているサイトのひとつに1年間ドメインパワーが0だったサイトがありました。

そのサイトはブログ村に登録してから数週間後にドメインパワーが上がったので、実際に効果はあるのかもしれません。

ただし、たまたまドメインパワーが上がるタイミングとブログ村の登録が重なっただけという可能性もあります。

なので確実に被リンク効果があるとは言い切れません。

ブログ村に参加するデメリット

続いてはブログ村に参加するデメリットです。

そこまでアクセス数は多くない

ブログ村は初心者でもアクセスがある程度集まるのが魅力です。

ただしその数はそれほど大きくありません。

たとえばボクが運営してるブログの1つに”月6万PVのサイト”があります。

そのサイトでは某マイナーなカテゴリーで1位を獲得しています。

ところがそのサイトでのブログ村からのアクセスは1日5人～50人程度。

つまり全アクセス数の1/40～1/400ぐらいしかないんですよね。

もちろん登録するカテゴリーによってはもっとアクセスが多い場合もあります。

とはいえランキング上位のブログですら1日に3ケタ程度がほとんど。

ある程度検索からアクセスを稼げる人からすると、そこまで多く感じられないのが正直なところです。

ブログ村バナーから読者が離脱してしまう可能性も...

記事を最後まで読んでもらったら、続けてほかの記事を読んでもらいたいというのがブロガーの本音です。

ところがブログ村の応援ボタンをクリックされてしまうと、読者はブログ村に流れてしまいます。

つまり本来なら他の記事を読んでくれた可能性のある読者を逃してしまう可能性があるんですよね。

なかには応援ボタンだけ押して戻ってきてくれる読者もいますが、たいていはそのまま別のブログへ行ってしまいます。

要するに機会損失につながってしまうワケです。

しかし最近になって、

「読者のブログ村への流出はあまり気にしなくていいんじゃないか？」

と思うようにもなりました。

というのも、ブログ村のランキングを見れば分かるのですが、

ほとんどのブログはIN数よりもOUT数のほうが圧倒的に多い

んですよね。

つまりブログ村へ流出してしまう読者よりも、ブログ村からやってくる読者の数のほうが多いワケです。

ベネフィット(利益)がロス(損失)を上回るのですから、そこまで離脱を恐れる必要はないと言っていいでしょう。

応援が少ないと悲しくなる

さきほど応援ボタンを押されると嬉しくなると話しました。

しかし逆に応援ボタンを思うように押されず悲しくなるケースもあります。

Twitter等のSNSをやったことがある人は分かると思いますが、自分の発信した内容に”いいね”を押されないのはなかなか辛いです。

そしてこれはブログ村の応援ボタンも似たようなもの。

渾身の記事を書いたにもかかわらず、思ったほど応援ポイントが伸びないと、とても悲しい気分になってしまいます。

もともと応援ボタンが設置されていなければこのようなことはありませんが、応援ボタンがあるとどうしても反応が気になってしまうんですよね。

これではモチベーションを上げるどころか、却ってモチベーションを下げてしまう原因にもなりかねません。

読者を意識しすぎてしまう

さきほども述べたように、ブログ村をやっているとだんだん”固定読者”という存在が生まれてきます。

彼らの存在はとてもありがたいのですが、同時に書けるブログの範囲を狭めてしまうリスクも持っているんですよね。

どういうことかというと、固定読者を意識しすぎると

という風に、読者を意識しすぎて自由にブログが書けなくなってくるんです。

またブログ村に登録しているカテゴリー以外の記事を書きづらくなるケースも少なくありません。

そしてどんどんブログが息苦しくなっていき、最終的にブログを書くこと自体が嫌になってしまいます。

ある程度は読者を意識するのも大事ですが、かといって読者を意識しすぎてしまうのも良くありません。

嫉妬してしまう

ブログ村を始めてしばらく経過したころから、ボクは嫉妬を感じるようになりました。

こんな気持ちが出てきてしまったのです。

嫉妬といっても

「負けてられないな！もっと頑張らなきゃ！」

と言う感じでプラスに働いてくれればいいです。

ただし

「あんなブログのほうが評価が高いんじゃ、もうブログ書く気なくなるわ」

というように、モチベーションが下がってしまうことも実際には多々ありました。

ブログ村に参加したほうがいい人、しない方がいい人

ブログ村のメリットデメリットをおさらいすると以下のようになります。

以上のようにブログ村には長所と短所があるので、やはり人によって合う合わないはありますね。

個人的にブログ村が向いていると感じるのは以下のような人たち

逆にブログ村をやる必要性はないかな？と思うのは以下のような人たち

ちなみに僕はブログ村をいまだに続けています。

ブログ村には確かにデメリットもありますが

「新しく書いた記事をすぐに読んでもらえる」

「読者からの反応(応援ボタン)が返ってくる」

というのが、やっぱり嬉しいんですよね。